スリランカ航空 新型機 (A330-300)

夏にモルディブへしばしの休息に行ってまいりました。その際、初めてスリランカ航空を利用したのでその所感です。

モルディブへは、現在(2015/8)は直行便がありません。しばらく前まではスリランカ航空が飛ばしていたようですが、現在はすべて乗り継ぎとなります。パターンとしては

  • スリランカ経由(スリランカ航空)
  • シンガポール経由(シンガポール航空)
  • ドバイ経由(エミレーツ航空)
  • 香港経由(キャセイパシフィック航空)

あたりが乗り継ぎや経由地での観光を考慮するとメジャーなところです。追加で観光したい経由地や好きな航空会社を選ぶのも一つですが、ここで注意がいるのがモルディブへの到着時間。スリランカ航空を利用する場合、もしスリランカで滞在せずにすぐに乗り継ぐと到着が夜になってしまいます。モルディブは、到着したマレ国際空港からさらに、国内線、水上飛行機、ボートなどを乗り継いでホテルに行かないといけませんので、遅い時間に到着すると、マレで一泊してホテルに向かう羽目になるのです。ボートなどは夜でも大丈夫みたいですが、水上飛行機は日没後は飛ばないようです。どれを使うかは、マレ国際空港からの距離にも依存するので、ホテル選びの際にも少し考慮に入れるといいかと思います。

そして今回利用したのは、冒頭の通りスリランカ航空。ワンワールドへの加盟しており、JALマイルで往復4万マイル(キャンペーンで3万マイルやってたりします)で飛べます。珍しく、サーチャージもかからなかったようで、マイル+一人8000円ちょっとでした。決め手は、マイルといったことがなかったスリランカ観光、特にシーギリヤロック。そして、昨年末から導入された新型機でした。口コミでは食事はカレーがまぁまぁなものの、設備がボロボロという悪評が多かったのですが、新型機ならばと決めた次第でした。

スリランカ航空HPはこちら

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実際の飛行機はこんな感じ。

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機内もこんな感じです。さすがに個人ディスプレイは最新型で、現在地などをタッチパネルでぐりぐりと動かすことができます。また、USBなどのつないで、音楽を再生したり充電できたりするようです。ただ、シートピッチは79cmで特に広いわけではありません。

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機内食は話通りのカレーが来ます。確かにまぁまぁ。特筆すべきものは特に無しかも。あとすこし残念だったのが、トイレの使い方が汚い…。床が木目調できれいな設備だったのですが、水でべしょべしょでした。これは入ったトイレがはずれだったのかもしれませんが、設備だけでは解決できない問題かもしれませんね。

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スリランカへは東南アジアの上空を横断していきます。上の写真はメコン川上空を通った時の写真(マップのほうは少し時間がずれています)。思ったより小さいですが下流に行くときっと大きくなるのだろうなぁ。

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ちなみに、こちらはコロンボからマレ空港へ行くときの機材。A330-200だった模様ですが、やはり古さは否めませんね。ただその分シートクッションが厚くて座り心地はこちらのほうがよかったです。しかしその分前との間隔が狭い…

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あと注意すべきは、必ずこの新しい機材になるかということ。実はモルディブからの帰りは、新型機ではありませんでした。上記のようなONEWORLD塗装の機材で、個人モニタこそ新しかったものの、バグだらけで途中で固まるし、座席の間隔はLCC並みに狭くてちょっと圧迫感がありました。搭乗一か月前くらいに時間変更の連絡がきたので、その時に機材も変わったのでしょうが、新機材を売りにしていただけにちょっと残念でした。ビジネスクラスなんて全く設備が違うので、その場合もっと衝撃が大きいかも。

まとめると機材こそ新しいものの、サービスその他特段良いわけではないので、価格差と時間的なメリット、あとはスリランカに寄りたいと希望がない限り、また乗るかはちょっと考えるところです。