冬の万座温泉 日進館再訪

久々に冬の万座温泉へ行ってきました。万座温泉は群馬と長野の県境標高1800mくらいにある高地の温泉で、地理的には草津に近いのですが、ずいぶんと雰囲気が違います。今回お世話になった日進館は、昔からある宿でリピーターも多い湯治の宿です。湯治の宿といっても別館以上であれば、普通の温泉と遜色ないきれいなお宿。ただし湯けむり館は、個人差があると思います。私が一度泊まった時は強烈硫黄匂いとロビーから結構離れた部屋だったためまいってしまいました。秋にも行ったことがあるのですが、雪に閉ざされたこの独特な雰囲気を知ってしまうと、物足りなく感じてしまい、また冬に再来したという流れです。また新宿からの直行バスを運行しており、お安く泊まれるのもいいところ。食事はバイキング形式ですが、総菜をはじめ海の幸も並んでおり、価格以上の価値があると感じるお宿です。

今回も例にもれず雪降りそうな1月を狙いました。狙い通りに雪が深々と降り積もり、時には視界が遮られるほどの地吹雪もおきますが、温泉宿そばなら、それも楽しみの一つ。万座温泉では除雪車も常時稼働しており、よほどのことがない限り動けなくなることはありません。何度も露天に使って日頃の疲れをいやしてきました。

ただ一つだけ、ここのお宿にお願いしたいこと。お湯の温度がとても不安定。ぬるい分にはいいのですが、時折とてつもなく熱くて入れないようなときがあります。極楽の湯で、周りが凍り付くように寒いのに、お湯が熱すぎてお湯にも入れない。そんな体験をこれまで何度かしました。定期的に巡回して温度を見ていることも存じているのですが、ぜひとも改善いただきたく思っています。