Eye-fiは、Wifi機能付きのSDカードです。デジカメで撮った写真を自動的にクラウドやスマートフォンへアップロードすることができる便利グッズ。

ただ、無線LANにうまくつながらないことがままある…という大きな欠点があります。特に最近のスマートフォンには、公衆無線LANの設定などが入っているので、無線LANにつながっているのになかなか写真が転送されないなーと思っていると、実はスマートフォンはEye-fiではなくて公衆無線LANにつながりっぱなしだったりして（Eye-fiに切り替えるのは手動になります）、よくイライラしたものです。また、スマートフォンをポケットに入れっぱなしでスリープモードになっていると、無線LANにそもそも繋ぎに行かないので、写真を撮る前にスマートフォンを起こして、アプリを起動して写真転送スタンバイ状態を作り、そしてスリープモードに戻る前に写真を撮るというとても面倒くさい作業が要求されます。そもそも、十数MBもある写真をぼんぼんスマートフォンに転送するとあっという間にストレージを食いつくしてしまうので、なかなか気軽に写真も撮れません。

ということもあって、しばらくお蔵入りしていたEye-fiですが、ようやく日の目をみる場面が出てきました。それが、このBlog。Blog用の写真を撮ってPCにコピーして、Webにアップロードして…というと一枚一枚とても手間のですが、Eye-fiを使うと、一眼レフなどで撮った写真が数秒でPCに転送されます。いちいちSDカードを抜いたり際したり、認識させたり取り外したり…なんて作業がないのでとっても便利。ようやくEye-fiの威力を感じた所です。

ちなみにこのコンセプト。反映速度がEye-fiの方が段違いに早いのですが、iPhoneでのiCloud経由のフォトストリームとほぼ同じ。これからはいちいちSDカードで受け渡しするのではなく、クラウド経由でどこからでも写真などのコンテンツにすぐアクセスして利用できるようになっていくのでしょうね。