PRO TREK Smart WSD-F20 の充電ケーブル修理

待ちに待ったプロトレック WSD-F20 を発売開始早々に買ってしまいました。費用対効果を考えていつもうんうん頭を悩ませている私にとってはかなりの衝動買いな勢いです。登山用に買ったのですが、やはりポイントは

  • 腕時計で地図が見れること
  • GPSを搭載して、スマートフォンがなくても動くこと
  • ログが取れること
  • 時計としての機能は最低限果たすこと

です。これまでもカシオのプロトレックは学生のころからちょくちょく使っていて、これで3代目になります。一時期GarminのFenixなども使っていましたが、充電の問題や画質などの問題で使わなくなってしまいました。このFenixもいつの間にかバージョンアップを重ねて今では5Xではカラー地図を表示できるようになっていますね。値段も倍近くしますが…

早速、GWの雪山に持って行って使ってみたのですが、すこぶる使い勝手は良かったです。ただ、惜しむらくは

  • 地図上に距離が出ないので感覚がつかみにくい(YAMAPアプリ)。全体を見るのに、紙の地図やスマートフォンの地図を併用したほうがいいです。
  • 腕を起こしてから画面が表示されるまでにタイムラグがある。数秒~10秒かかるので、腕を傾けたままの格好で停止することになります。
  • GPSを使うと大体6時間くらいしか持たない。一応これはモバイルバッテリを使うことで解決しています。

といったところでしょうか。スマホとWSD-F20があれば、GarminのeTrexはしばらくお役御免かな?危ない山ならGPSの故障に備えて持っていくかもしれません。

 

トラブルはその後でした。帰りの車の中で、充電ケーブルにつないでいたはずの時計が全く充電されていません。もともと外れやすいケーブルなのですが、おかしいなと思って何度もつけ外ししていると、なんと充電ケーブルの接触が悪いのか、充電ランプがついたり消えたり。充電ランプがついている状態でも、全く充電が進まなかったりしてしまいました。雪山でシリセードなどで遊んでいたときに壊れてしまったのかもしれません。。。

しょうがないので、別途短めの充電ケーブルを購入しました。amazonで名前が長いのですが、「マグネット 充電 変換 アダプター ケーブル microUSB メス(10cm) for PRO TREK Smart WSD-F20 / Smart Outdoor Watch WSD-F10 MIYAMAGCWSDF10/CV 」というやつ。microUSBの先に延長する形で充電できるので、microUSBケーブルを共有できて良い感じです。

 

残ったもともとの充電ケーブルは、せっかくなので分解してみました。多分接触不良なので、直せるのではないかとの目論見です。

充電ケーブルには縦にうっすらと線がありますので、そこに沿ってカッターナイフを入れてみると、意外にパカっと外れてくれました。爪ではなく接着剤で固定してあるようです。

さらに接触する部分を取り外してみました。これをテスターを使って、電圧5Vが出ているかどうかを、いろいろケーブルをいじりながら測定してみましたが、なんと特に問題なし。

 

…あれ?

想定ではケーブルの根元をぐにぐにしたり傾きを変えると充電できたので、このあたりかと思っていたのですが安定の5V。特に見た目にも問題なさそうです。かといってこれをもとに戻して充電しようとするとやはり充電ランプがつかない時がある。

 

そしていろいろ調べた結果、ようやく原因らしきものが突き止められました。

それは外側(黒いほう)端子側のブラシの接触。この充電器とWSD-F20本体は、磁石でくっつき、その際真ん中の端子が押し出されることで、金属端子が接触。充電が開始されます。ところが問題があったのは、そうではない外側のほう。この接触が甘いせいでどうやら充電しなかったようです。カバーを開けたままだとくっついているようですが、外したカバーを元に戻すと変な力が加わって接触がおかしくなる模様。少し磨いてラジオペンチで先端をグイっと内側に対して取り付けたところ、安定して充電するようになりました。

とりあえずしばらくは様子見ですね。

(2017/8/12追記)
何度か充電していますが問題なしです。しかし問題のあった場所は、分解しない限り外部からの力でどうにかなるようなところではないので、初期不良のケーブルにあたったのかなぁ。