スマートフォンをテザリングに使用していると、いつの間にかテザリングが切れてしまっている場合があります。それを毎回スマートフォンを操作してONにするのは煩雑なもの。色々原因を探してようやく動かし続けることができるようになりました。
個人的なテザリングおすすめ機
使用しているスマートフォンはこちら。
Zenfone 3 MAX(ZC520TL)
このZC520TLというのがこだわりどころで、対応バンドが
FDD-LTE (B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28)
TD-LTE (B38/B41)
W-CDMA (B1/B2/B5/B6/B8)
GSM/EDGE (850/900/1,800/1,900MHz)
と、幅広く対応しています。
日本では、主にDoCoMoが1,3,19,21,28, auが1,11,18,26,28,41, Softbankが1,3,8,41あたりが重要ですのでほとんどのバンドに対応している優れもの。そして海外でも結構なバンドに対応し、安くてバッテリもちもいい、なかなかおすすめなテザリング向けスマートフォンなのです。特にアメリカ向けにバンド2,4,5があるのがありがたい。チップが信頼のQualcommではなくて、Mediatekというところは少し心配でしたが、現在のところ特に問題は感じていません。
他にもテザリング用にモバイルルータなどがありますが、海外で現地のSIMを使用しようとすると、SMSでやり取りしないと行けなかったり、電話をかけないといけなかったりで、あまり適切でないことも多いです。
このスマートフォンを使えば、それらも解決、WifiテザリングもBluetoothテザリングもできる万能テザリング機です。
なぜか途中で止まるテザリングの解決
ただ、スマートフォンでテザリングをしていると、いつの間にかテザリングが切れてしまうという問題がありました。いろいろ検証したところ原因は2つ。
- テザリングが無通信状態になると自動的に解除されてしまう。
- 何かわからないがモバイル通信側から変なメッセージが送られてきて、テザリングが解除されてしまう。
Iは機種によって設定があると思いますが、Zenfone3では普通にテザリングの設定の中で、常にONにし続ける設定がありました。また、Wifiは無効化されているはずですが、念のためにスリープ状態でも常にONにする設定にしてあります。
ただそれでも、どうしても不定期にテザリングがOffになってしまうことがあり、androidの開発者モードを使ってメッセージをずっと監視していたところ、怪しいログが残っていました。
D AlarmManager: [Alarm][userspace]: Android alarm wakeup device when screen off nowRTC-nextWakeup diffTime: 0 WakeupAppName: *walarm*:com.android.server.WifiManager.action.STOP_HOTSPOT
E SoftApManager: onReceive : ACTION_STOP_HOTSPOT
だれかがHOTSPOT(テザリング)を止める通知を出している。。。
メッセージを遡って確認すると、どうやらきっかけはVoLTE IMCB関係。何かのメッセージを受信した後に、なにか処理して結果的に上記停止動作になってしまっているようです。ただ色々調べたところ、何かのアプリが悪さをしているわけではなく、Androidシステム自体が停止命令を出しているようです。
これはどうしようもないかとあきらめていたら、なんと良いアプリを見つけました。
MacroDroid
何かが起こったら(トリガ)、何かを行う(アクション)という、ということをやってくれるアプリです。これを使って、テザリングがOFFになったらテザリングをONにするという設定を入れてしまうという力業!
設定する際テザリング操作ができなくなっているとアプリから警告が出ましたが、OSが古いためか特に問題なく動作しました。ついでに電源ケーブルに接続時にはテザリングを自動OFFにして、バッテリ駆動の場合には常にONにするようにしてみました。
どうやら上手く動いたようで、これでようやく安定してテザリング機として使用することができるようになりました。