波照間空港の再開
随分と間が開いてしまいましたが、空港について更新がありましたので久々の更新です。以前国内の定期就航がある85空港をすべて制覇!としていましたが、2024年に運行が停止されていた空港が再開されました。
場所は日本の有人島最南端の波照間島。日本でも夏にかけて南十字星が見れる稀有な島です。島の東端に空港は以前からありましたが、2008年を最後に16年間も定期運航はありませんでした。それが2024年1月から、週3便ではありますが新石垣島空港との往復便が再開されました。会社はJALでもANAでもなく、第一航空。飛行機はDHC-6の19人乗りです。
波照間島への旅、計画は難航
波照間島への空の便再開を聞き、ワクワクと旅の計画を立て始めました。しかし、週3便という限られたスケジュールが悩みの種です。シンプルに行くなら波照間タッチで往復するのですが、せっかく行くなら島で少しはのんびり過ごしたい。でも長期の休みを取るわけにもいかず、コンパクトな旅程にしたいという気持ちもあります。
そこで、往路は船、復路は飛行機というプランにしました。しかし飛行機の運航は定期的なメンテナンスが入るため先の計画が立てづらいのが難点です。特に5月や7月は運航が中止されており、一番海がきれいな時期に行けないのは残念でなりません。
ただこの航空路線は、基本的に島民のためのもののようです。一般の利用者は片道14,000円と高額ですが、島民は2,000円と格安です。島民の方々にもたくさん利用していただき、この貴重な路線が長く続いてほしいと願っています。
なお、船については以前利用した際には激しい揺れに閉口し、「二度と乗らない」と心に誓ったほどでした。現在は以前からある小型の高速船に加えて、新しい船「ぱいかじ2」が就航しているとのこと。少しは揺れが軽減されていると期待しつつも、一抹の不安は拭えません。
結果、波照間島への旅は、那覇、新石垣島と船を乗り継ぐ、若干リスキーなプランになりました。遅延や欠航が出ないことを祈りつつ出発です。
久しぶりの波照間島
前日は那覇に前入りし、朝一番で那覇から新石垣島行の飛行機に乗ります。途中、宮古島や宮古島空港とRAC(琉球エアコミュニケーター)が就航している多良間島などを横目に、新石垣島空港に到着しました。知名度としては波照間島のほうがありそうですが、多良間島のほうが人口が多く1000人を超えているようなので就航しているのかな。
新石垣島空港から石垣港のユーグレナ石垣港離島ターミナルまではバスで移動し、ぱいじま2に乗って波照間島に到着です。強風で欠航になった便もあるし、揺れる場合に備え前方立ち入り禁止だったので、心配していましたが、思ったより揺れず快適でした。もちろん酔い止めは飲んでいます。
こちらが着いた波照間島の港。色が違います。以前来た時もこの海の色に感動したような覚えがうっすらとあります。
この港の隣にはニシ浜という波照間ブルーで有名な砂浜があります。このニシは、西ではなく、北という意味だそうで。
後日少し泳いでみましたが、浜に近いところだとサンゴに砂が堆積していて、海の中は美しい!という感じではなかったです。下が白いので、上から見るときれいな色をしているんですけどね。昔はもっと美しかったそう。ウミガメも運よく見ることができました。夜にはうっすらと南十字星らしき星、、のうち2つを見ることができました。結構地平線付近にあり雲で隠れやすい位置にあります。
感動と驚きが詰まったフライト体験
14年の時を経て、再びやってきた波照間空港!以前の様子はこちらです。
到着した瞬間、感慨深い気持ちになります。しかし予想外に暑さい、冷房はまだ設置されておらず、ポータブルの空冷機がフル稼働していましたが、空港内は熱気であふれていました。
飛行機は、1列と2列が並ぶコンパクトな機体。操縦席との間にはドアがなく、様子が後ろからよく見えます。これは以前粟国空港に飛んだ時と同じ機種かな?
当日は船がまた決行するかも?という話もあり、満席でした。しかし機内も暑い!冷房はありません。いや、あるのですが冷房を使うと飛行機のバッテリをかなり消費してしまって運航に影響があるようで、飛び立って安定するまで使えないようでした。離陸直後は冷房が使えず、凍らせたおしぼりでの対応しています。パイロットの方々が一番暑いようで、夏の暑い過酷な機内で操縦するのは大変だろうなと、頭が下がります。
離陸後、飛行機は波照間島の上空を旋回し、ニシ浜の上空を通過。地上から見たよりもさらに美しい海が広がっていました。泳いだ場所からもう少し奥、地図でいえば左側のほうまで行くとさらに青い海が広がっています。ツアーと思わしき船も見えました。
この航路は高度が低いため、石垣島へ向かう中、美しい海や島々を間近に見ることができます。まるで観光飛行のようでした。是非お勧めの路線です。
こちらは黒島上空です。ずっとこの高度で飛んでいるのでとてもよく見えます。
新石垣島空港に到着後、沖止めしてバスでターミナルへ。そしてこんなところから出てきます。
これにて86個目の空港制覇です!
これまでに利用した空港
参考までにこれまで利用した86空港です。訪れただけではなく、実際に飛行機で離発着したものをカウントしています。次はトキエアが佐渡空港に就航してくれることを期待しています。
北海道12:新千歳空港、稚内空港、釧路空港(たんちょう釧路空港)、旭川空港、帯広空港(とかち帯広空港)、中標津空港(根室中標津空港)、女満別空港、函館空港、丘珠空港(札幌飛行場)、紋別空港(オホーツク紋別空港)、利尻空港、奥尻空港
東北9:仙台空港、秋田空港、青森空港、大館能代空港(あきた北空港)、福島空港、山形空港、庄内空港、花巻空港(いわて花巻空港)、三沢空港
関東9:成田国際空港(成田空港)、東京国際空港(羽田空港)、大島空港、三宅島空港、八丈島空港、百里飛行場(茨城空港、自衛隊共用空港)、調布飛行場、新島空港、神津島空港
中部8:中部国際空港(セントレア・中部空港)、新潟空港、富山空港、能登空港、小松空港、静岡空港(富士山静岡空港)、松本空港(信州まつもと空港)、名古屋飛行場(県営名古屋空港)
近畿5:関西国際空港(関西空港・関空)、大阪国際空港(伊丹空港)、神戸空港(マリンエア)、南紀白浜空港、但馬飛行場(コウノトリ但馬空港)
中国9:広島空港、鳥取空港、岡山空港、山口宇部空港、石見空港(萩・石見空港)、米子空港(美保)、出雲空港、隠岐空港、岩国錦帯橋空港
四国4:高松空港、松山空港、高知空港(高知龍馬空港)、徳島空港
九州12:福岡空港、北九州空港、長崎空港、熊本空港(阿蘇くまもと空港)、大分空港、宮崎空港、鹿児島空港、佐賀空港(有明佐賀空港)、対馬空港、福江空港、壱岐空港、天草飛行場
薩南諸島7:奄美空港、喜界空港、徳之島空港、沖永良部空港、与論空港、種子島空港、屋久島空港
沖縄11:那覇空港、宮古空港、石垣空港、久米島空港、南大東空港、北大東空港、多良間空港 、与那国空港、粟国空港、下地島空港、波照間空港(new!)
“波照間空港再開!日本最南端の島へ空路の旅” への1件のフィードバック
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